橋も凍てつく寒さが続いているパリ。やはり今年は雪が多いようで、すでになんども白化粧をほどこした街並みを楽しませていただいています。そして雪が多いということは、それだけ空から降りて来た水の量も多いということで、セーヌ川が大変なことになっていました。いつものゆったりとした雰囲気のセーヌとは打って変わり、コーヒー牛乳色の川面はうねり、渦巻き、ときどき流木などが結構な勢いで下流へと流されていきます。写真はサンルイ島をグルリと囲う河辺の遊歩道。いつもは1m程度ある水面と歩道面との距離がピタリと一致してしまっています。こんな日には魚たちはどこに行っているのでしょうね。島の川下ということもありますが、カモたちはそんな波もおかまいなしで、逆に陸にダイレクトに上がりやすくなったみたいです。
なんでもセーヌ川の洪水は毎年のことのようで、地下バイパスが造られるつい最近まで橋桁のすぐ下まで水が来るのは日常茶飯事、道路を覆い尽くすこともしばしばだったようです。パリの街並みがヴィネツィアのように水上都市化というのも見てみたい気がしますが、冬の寒い時期はちょっと。この写真を撮るために河辺に降りた数分の間だけで、凍えてしまうほどですから。なによりパリの生活が滞ってしまうでしょうから、こういった願望は想像だけですませます。






